参考書について
新聞データベースと日本語教科書と語彙集に基づいて、使用頻度の高い語を取り出し、その中から動詞用法がある85語を選びました。
85語では不十分ではありますが、多種多様なカタカナ語の教え方は大方抑えられていると考えています。
●目次
目次から各語にリンクを張っています。
●各語の概要
各語については、原語、語義、例文、句例、類義語、複合語、自他の別、教える際の注意事項等を記しました。
@ 説明のレベル
日本語教師が教える際に助けとなることを目指しておりますので、学習者用には作成しておりません。例文等は中上級者クラスではお使いいただけるものもあるでしょうが、学習者に合わせ手を加えていただければと存じます。
A 多義語
多義語に関しては、まず教えるべき語義とそうでない語義とを3段階に分けました。それぞれ「まず、これだけは」「余裕があれば」「必要があれば」と語義の前に記しています。
B 自動詞・他動詞の別
すべての動詞用法には語義ごとに自他の区別を見出しに記しました。また、「自他動詞(自動詞でもあり他動詞でもある語)」については、例文ごとに自動詞か他動詞かを記しました。
C 例文
語義ごとに複数の例文を付しています。例文の右側に句例、類義語(→D用法)を挙げています。
D 用法
用法には、句例、類義語、複合語、反義語等を記しています。
句例とは、各語には共起しやすいもの(助詞、名詞、慣用表現等)のことです。
類義語とは、ここでは言い換え可能な語という意味です。類義語がないものは「言い換えはできない」と記しています。
E ここに注意
指導上注意すべき点や類義語との異同、新しい用法等を「ここに注意」として記し
ています。